当社のクライアント様である、
女性の経営者のお話です。
前々期は赤字という厳しい状況を
共に乗り越えて前期の決算は黒字でした。
損益トントンに近い黒字というよりも
社員さんにボーナスをしっかり支払っても
残った、満足いく黒字でした。
黒字というところで一息ついたのか、
女性の経営者の疲れた印象を受けました。
実際、赤字経営の中、
女性後継者として立て直しをするのは
大変だったと思います。
通常は、
「次の目標を掲げて!」
というところですが、
今回は一旦一息つくことを
ご提案しました。
次の売上目標・利益目標
を無理に掲げていても、
経営者本人の腹落ち感がなければ
結局は絵に描いた餅です。
そこにガントチャート式経営計画を
作成しても、魂が入らない計画になります。
一旦一息ついて、
自分自身を奮い立たせる
・次の夢
・心のエンジン
を見つけなければなりません。
その女性の経営者にとっては、
黒字化が最初の夢でした。
しかしながら、
その夢が一旦達成した今、
次の夢やその夢を達成させるための
自分を動かすエンジンがなければ、
惰性になってしまいます。
「これで十分と」と思ってしまうと
経営者の活動が惰性になってしまいます。
それがマンネリ経営の原因かも知れません。
与えられた夢ではなく、
自分がやりたい・実現したいと思う夢、
それを動かす心のエンジンを探していくことが、
惰性にならない経営として重要だと思うのです。