【609】数値目標だけが会社やお店の目標ではない

 

会社やお店の目標設定という話になると

・売上

・利益

などの数値目標を考えてしまいがちです。

 

というのも、例えば、

「今年の売上目標はどのくらいですか?」

など経営者であれば、外部の方から聞かれることは

多いはずです。

 

人によっては、

「数値化しなければ、管理できない」

という方もいらっしゃいます。

 

私も企業の決算書や試算表を見て

アドバイスや改善をすることがあるので

数値化ということには少なからず意識はあります。

 

しかし、企業・お店の状況によっては

数値目標よりも重要な目標があるはずです。

 

例えば、

・清掃活動や5S活動

・人材育成

・チームワーク

・仕組みをつくる

など数値化しにくいけれども、

重要な目標はあるはずです。

 

時には、売上と利益の見通しは明るいので、

数値目標よりも数値化しにくい目標を重要視した方が

結果的に売上と利益につながるということもあります。

 

清掃活動などの目標も数値化できないことはありませんが、

測定が大変だったり、場合によっては数値化のための

取り組みをおこなったりするなど本末転倒なことが起こる

ケースもあります。

 

その一方で、「数値化!」と言われたら

数値化しにくい清掃活動の目標よりも

数値化できる、数値化しやすい目標(売上など)

を掲げてしまうものです。

 

 

目標は数値化すればいいというものではありません。

 

自社にとって、数値目標よりも大事な目標があれば、

時にはそちらを第一目標にして、

数値目標は第二目標にしてもOKだと考えています。